土へんに者の漢字「堵」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
土へんに者の漢字「堵」の読み方
漢字 | 堵 |
---|---|
音読み | ト |
訓読み | かき |
人名読み | ─ |
土へんに者の漢字「堵」の読み方は音読みだとト、訓読みだとかきです。名付けに使える漢字ですが、名前独自の読み方はありません。
また、人に「堵」を説明するときは土へんに者、安堵の「ど」で伝わるでしょう。変換するときは「あんど」で出して安を消すといいです。
それでは、「堵」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
土を表す「土」と重ねるを表す「者(者の旧字体)」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「土」と音を表す「者」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
つくり(右側)は旧字体の「者」を書くのが一般的ですが、「者」を書いても許容字体なので漢検でも正解になります。フォントによっても旧字体の「者」が使われるものと新字体の「者」が使われるものがあり。
意味
かき・かきね・ふせぐ・さえぎる
「堵」を含む言葉
「堵」を含む言葉は「安堵」や「堵列」、「本領安堵」などがあります。
安堵(あんど)
安堵は気がかりなことが除かれ、安心すること。垣根内の土地に安心して住むこと。
堵列(とれつ)
堵列は大勢の人が垣のように横に並んで立つこと。また、その列。
本領安堵(ほんりょうあんど)
本領安堵は本領の領有権をそのまま幕府や守護が認めたこと。鎌倉・建武・室町の各政権樹立期に特徴的にみられる安堵の一形態。
まとめ
土へんに者の漢字「堵」の読み方は音読みのト、訓読みのかきの2つがあります。名付けに使える漢字ですが、独自の読み方はありません。
会意兼形声文字で、意味はかき・かきね・ふせぐ・さえぎる。「堵」を含む言葉は「安堵」や「堵列」、「本領安堵」などがあります。
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