てへんに巻くの漢字「捲」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
てへんに巻くの漢字「捲」の読み方
漢字 | 捲 |
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音読み | ケン |
訓読み | ま(く)・まく(る)・めく(る) |
人名読み | おさむ |
てへんに巻くの漢字「捲」の読み方は音読みだとケン、訓読みだとま(く)・まく(る)・めく(る)、人名読みだとおさむです。
また、人に「捲」を説明するときはてへんに巻くで伝わるでしょう。変換するときは「まくる」で出して送り仮名を消すといいです。
それでは、「捲」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
5本の指のある手を表す「扌」とまくを表す「巻」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「扌」と音を表す「巻」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
「捲」の右側(つくり)は「巻」の旧字体の「卷」です。フォントによっては新字体の「巻」が使われることもあり、漢字検定でも正解扱いになります。
意味
まく・めくる・まきつける・こぶし
「捲」を含む言葉
「捲」を含む言葉は「席捲」や「捲握」、「腕捲くり」などがあります。
席捲(せっけん)
席捲(席巻)はむしろを巻くように領土を片端から攻め取ること。
捲握(けんあく)
捲握はしっかりと握ること。
腕捲くり(うでまくり)
腕捲くり(腕捲り)は衣服の袖をまくりあげて腕を外に出すこと。
腕まくりとひらがな表記されることも多いですが、漢字で書くと「捲くり」です。
まとめ
てへんに巻くの漢字「捲」の読み方は音読みのケン、訓読みのま(く)・まく(る)・めく(る)の4つがあり、他に人名読みでおさむがあります。
会意兼形声文字で、意味はまく・めくる・まきつける・こぶし。「捲」を含む言葉は「席捲」や「捲握」、「腕捲くり」などがあります。
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