てへんに察の漢字「擦」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
てへんに察の漢字「擦」の読み方
漢字 | 擦 |
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音読み | サツ |
訓読み | かす(れる)・こす(る)・さす(る)・す(る)・す(れる)・なす(る) |
人名読み | あきら |
てへんに察の漢字「擦」の読み方は音読みだとサツ、訓読みだとかす(れる)・こす(る)・さす(る)・す(る)・す(れる)・なす(る)、人名読みだとあきらです。
また、人に「擦」を説明するときはてへんに観察の察、摩擦の「さつ」で伝わるでしょう。変換するときは「まさつ」で出して摩を消すといいです。
それでは、「擦」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
5本の指のある手を表す「扌」と物をする時の音の擬声語を表す「察」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「扌」と音を表す「察」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
意味
する・すれる・こする・さする・なする・すり合わせる
「擦」を含む言葉
「擦」を含む言葉は「摩擦」や「塗擦」、「靴擦れ」などがあります。
摩擦(まさつ)
摩擦は物と物とがすれ合うこと。また、こすり合わせること。人々の間で意見や願望が対立・衝突して起こる、不和・紛争。
塗擦(とさつ)
塗擦は塗りつけて、すり込むこと。(※伸ばして塗るだけのときは「塗布」です)
例:軟膏を塗擦する
靴擦れ(くつずれ)
靴擦れは靴が足に合わずに足がすれて傷ができること。また、その傷のこと。
靴ずれとひらがなで書かれることが多いですが、漢字で書くと「靴擦れ」です。
まとめ
てへんに察の漢字「擦」の読み方は音読みのサツ、訓読みのかす(れる)・こす(る)・さす(る)・す(る)・す(れる)・なす(る)の7つがあり、他に人名読みであきらがあります。
会意兼形声文字で、意味はする・すれる・こする・さする・なする・すり合わせる。「擦」を含む言葉は「摩擦」や「塗擦」、「靴擦れ」などがあります。
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