さんずいに及ぶの漢字「汲」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
さんずいに及ぶの漢字「汲」の読み方
漢字 | 汲 |
---|---|
音読み | キュウ |
訓読み | く(む)・ひ(く) |
人名読み | ─ |
さんずいに及ぶの漢字「汲」の読み方は音読みだとキュウ、訓読みだとく(む)・ひ(く)です。名付けにも使えますが、名前独自の読み方はありません。
また、人に「汲」を説明するときはさんずいに及ぶ、水を汲むの「く」で伝わるでしょう。変換するときは「くむ」で出して送り仮名を消すといいです。
それでは、「汲」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
意味を表す「氵」と音を表す「及」を組み合わせた形声文字。
右側(つくり)が及と少し違いますが、及と書いても漢字検定では正解になります。
意味
くむ・くみあげる・いそがしい・ひく・ひっぱる
「汲」を含む言葉
「汲」を含む言葉は「汲々」や「汲み取る」、「籠で水を汲む」などがあります。
汲々(きゅうきゅう)
汲々は小事に心をとらわれて、あくせくするさま。一つのことに一心に努めて、他を顧みないさまのこと。
汲み取る(くみとる)
汲み取る(酌み取る)は相手の言葉や行動から意図や感情を理解する。水などを汲んで取り出す。
籠で水を汲む(かごでみずをくむ)
籠で水を汲むは苦労して努力しても、効果が全然ないことのたとえ。籠で水を汲んでも少しもたまらないことから。
まとめ
さんずいに及ぶの漢字「汲」の読み方は音読みのキュウ、訓読みのく(む)・ひ(く)の3つがあります。名付けにも使えますが、独自の読み方はありません。
形声文字で、意味はくむ・くみあげる・いそがしい・ひく・ひっぱる。「汲」を含む言葉は「汲々」や「汲み取る」、「籠で水を汲む」などがあります。
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