さんずいに監の漢字「濫」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
さんずいに監の漢字「濫」の読み方
漢字 | 濫 |
---|---|
音読み | ラン |
訓読み | みだ(れる)・みだ(りに)・う(かべる) |
人名読み | ─ |
さんずいに監の漢字「濫」の読み方は音読みだとラン、訓読みだとみだ(れる)・みだ(りに)・う(かべる)です。名付けに使えますが、使用を避けたい漢字。
また、人に「濫」を説明するときはさんずいに監督や監査の「かん」で伝わるでしょう。変換するときは「はんらん」や「らんよう」で出して余計な字を消すといいです。
それでは、「濫」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
流れる水を表す「氵」とのぞきこむを表す「監」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「氵」と音を表す「監」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
意味
あふれる・広がる・うかべる・みだりに・みだれる
「濫」を含む言葉
「濫」を含む言葉は「氾濫」や「濫用」、「濫觴」などがあります。
氾濫(はんらん)
氾濫は川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。よくないものが世間に出まわって満ちあふれること。
毎年のように豪雨被害があり、川の氾濫やダムの決壊のニュースがない年のほうが少ないです。
濫用(らんよう)
濫用(乱用)は権利や権限などをむやみやたらに使うこと。
乱用の字を使うことが多いですが、濫用も使えます。
濫觴(らんしょう)
濫觴はもののはじめ。觴(さかずき)を浮かべるほどの小さな流れ。
まとめ
さんずいに監の漢字「濫」の読み方は音読みのラン、訓読みのみだ(れる)・みだ(りに)・う(かべる)の4つがあります。名付けにも使えますが、使用を避けたい漢字です。
会意兼形声文字で、意味はあふれる・広がる・うかべる・みだりに・みだれる。「濫」を含む言葉は「氾濫」や「濫用」、「濫觴」などがあります。
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