木へんに巴の漢字「杷」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
木へんに巴の漢字「杷」の読み方
漢字 | 杷 |
---|---|
音読み | ハ |
訓読み | さらい |
人名読み | ─ |
木へんに巴の漢字「杷」の読み方は音読みだとハ、訓読みだとさらいです。人名にも使える漢字ですが、名前独自の読み方はありません。
また、人に「杷」を説明するときは木へんに巴投げの「ともえ」、果物のビワのわで伝わるでしょう。変換するときは「びわ」で出して枇を消すといいです。
それでは、「杷」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
木を表す「木」と地面にぺったりつくを表す「巴」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「木」と音を表す「巴」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
意味
さらい・穀物を集めたり、土をならしたりするための農具・びわ・つか
「杷」を含む言葉
「杷」を含む言葉は「枇杷」や「柴杷」、「枇杷貝」などがあります。
枇杷(びわ)
枇杷はバラ科の常緑高木。秋に香りのいい白い花が咲き、翌年初夏に実を結ぶ。果実は卵形で食用。
柴杷(さいは)
柴杷は農具、朳(長い柄の先に横板のついたくわのような形のもの)の一種。まいた種子に土をかぶせたり土をならしたりするのに用います。
枇杷貝(びわがい)
枇杷貝はビワガイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻の形が枇杷の実に似ています。
まとめ
木へんに巴の漢字「杷」の読み方は音読みのハ、訓読みのさらいの2つがあります。人名にも使える漢字ですが、独自の読み方はありません。
会意兼形声文字で、意味はさらい・穀物を集めたり、土をならしたりするための農具・びわ・つか。「杷」を含む言葉は「枇杷」や「柴杷」、「枇杷貝」などがあります。
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