にんべんに巻く(卷く)の漢字「倦」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
目次
にんべんに巻の漢字「倦」の読み方
漢字 | 倦 |
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音読み | ケン・ゲン |
訓読み | あ(きる)・あぐ(ねる)・う(む)・つか(れる) |
人名読み | あぐみ・うみ |
にんべんに巻の漢字「倦」の読み方は音読みだとケン・ゲン、訓読みだとあ(きる)・あぐ(ねる)・う(む)・つか(れる)、人名読みだとあぐみ・うみです。
また、人に「倦」を説明するときはにんべんに巻く(巻くの常用外漢字の方の卷くと言うのもあり)で伝わるでしょう。変換するときはあぐねるや倦怠感で出して余計な字を消すといいです。
それでは、「倦」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
人を表す「亻」とまるくなるや疲れるを表す「巻」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「亻」と音を表す「巻」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
意味
うむ・うずくまる・あきる・怠る
「倦」を含む熟語
「倦」を含む熟語は「倦色」や「倦怠感」、「待ち倦む」などがあります。
倦色(けんしょく)
倦色はあきていやになること。疲れて行動が鈍くなること。
倦怠感(けんたいかん)
倦怠感はいつもの生活が送りづらいと感じるといった疲れた感覚。だるさ。
待ち倦む(まちあぐむ)
待ち倦むはうんざりするほど長く待つ。待ちわびる。
例:吉報を待ち倦む
まとめ
にんべんに巻の漢字「倦」の読み方は音読みのケン・ゲン、訓読みのあ(きる)・あぐ(ねる)・う(む)・つか(れる)の6つがあり、他に人名読みであぐみ・うみがあります。
会意兼形声文字で、意味はうむ・うずくまる・あきる・怠る。「倦」を含む熟語は「倦色」や「倦怠感」、「待ち倦む」などがあります。
ちなみに、「倦」のつくり「卷」は巻くの常用外漢字で、文字のフォントによって常用漢字の方の「巻」になることあり。「巻」になっていても間違った漢字ではないです。
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