にんべんに田の漢字「佃」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。田3つの漢字「儡」は別の記事です。
にんべんに畾(田3つ)の読み方は?「儡」の4つの音読み訓読み
にんべんに畾(田3つ)の漢字「儡」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。 記事の最後に「儡」の漢字をコピーできるボタンを用意しました。変換が面倒な方やす…
目次
にんべんに田の漢字「佃」の読み方
漢字 | 佃 |
---|---|
音読み | テン・デン |
訓読み | か(り)・たがや(す)・つくだ |
人名読み | ─ |
にんべんに田の漢字「佃」の読み方は音読みだとテン・デン、訓読みだとか(り)・たがや(す)・つくだです。人名にも使えますが、独自の読み方はありません。
また、人に「佃」を説明するときはにんべんに田、佃煮のつくだで伝わるでしょう。変換するときは「つくだ」や「つくだに」で出すと早いです。
それでは、「佃」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
人を表す「亻」と田畑を表す「田」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「亻」と音を表す「田」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
意味
耕作する田・荘園(しょうえん)制度の下で領主が直接経営する田・かり
「佃」を含む熟語
「佃」を含む熟語は「佃煮」や「佃節」、「不堪佃田」などがあります。
佃煮(つくだに)
佃煮は魚や貝、海藻などを醤油と砂糖で甘辛く煮付けた日本の食べ物。
佃節(つくだぶし)
佃節は江戸中期以降、隅田川を往来した遊船の中で芸者などが弾いた三味線の手。歌舞伎下座音楽の一つ。
不堪佃田(ふかんでんでん)
不堪佃田は平安時代、天災などによって荒廃し、播種されなかった田地。
まとめ
にんべんに田の漢字「佃」の読み方は音読みのテン・デン、訓読みのか(り)・たがや(す)・つくだの5つがあります。人名にも使えますが、人名独自の読み方はありません。
会意兼形声文字で、意味は耕作する田・荘園(しょうえん)制度の下で領主が直接経営する田・かり。「佃」を含む熟語は「佃煮」や「佃節」、「不堪佃田」などがあります。
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