さんずいに少ないに衣の漢字「裟」の読み方や成り立ち、意味などをお伝えします。
さんずいに少ないに衣の漢字「裟」の読み方
漢字 | 裟 |
---|---|
音読み | サ |
訓読み | ─ |
人名読み | ─ |
さんずいに少ないに衣の漢字「裟」の読み方は音読みだとサ、訓読みはありません。名付けに使える漢字ですが、名前独自の読み方はありません。
また、人に「裟」を説明するときはさんずいに少ないに衣、沙汰の「さ」の下に衣、大袈裟の「さ」で伝わるでしょう。変換するときは「けさ」や「おおげさ」で出して余計な漢字を消すといいです。
それでは、「裟」の成り立ちや意味も見ていきましょう。
成り立ち
衣服を表す「衣」と水で洗って悪い物を去るを表す「沙」を組み合わせて作られた会意文字であり、意味を表す「衣」と音を表す「沙」を組み合わせた形声文字でもあるため、会意兼形声文字。
部首は氵(さんずい)ではなく、衣です。
意味
梵語の音訳「袈裟」に用いられる字
「裟」を含む言葉
「裟」を含む言葉は「袈裟」や「大袈裟」、「袈裟懸け」などがあります。
袈裟(けさ)
袈裟は僧侶の衣服。僧が出家者の標識として着る法衣。
大袈裟(おおげさ)
大袈裟は実質以上に大変な事のように見せかけること。袈裟をかけたように大きく一方の肩先から反対側のわきの下に斜めに斬りおろすこと。
普段使う大袈裟(実質以上に大変な事のように見せかけること)は大きい袈裟の佇まいが威儀張ってものものしい所からきています。
袈裟懸け(けさがけ)
袈裟懸けは袈裟をかけること。転じて、衣類などを一方の肩から他方の脇の下へ斜めにかけること。刀などで人を切るのに、一方の肩から他方の腋の下にかけて切り下げること。
袈裟懸けの「け」は省略され、袈裟懸で使う場合もあります。
まとめ
さんずいに少ないに衣の漢字「裟」の読み方は音読みのサの1つだけです。名付けに使える漢字ですが、独自の読み方はありません。
会意兼形声文字で、意味は梵語の音訳「袈裟」に用いられる字。「裟」を含む言葉は「袈裟」や「大袈裟」、「袈裟懸け」などがあります。
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